2010年12月3日金曜日

温暖化の実際の影響など

COP16の開催前後に発表されたさまざまな情報を紹介します。

EU機構のひとつ欧州環境庁は、2009年の平均気温は世界平均では産業革命前とくらべ0.8度上昇、ヨーロッパでは1.3度上昇で世界平均を上回ると発表。
氷河の消失や海面上昇という事実のほか、2003年の熱波(7万人が死亡)を上回る規模の熱波が起こる可能性も指摘しています。

貧困を克服し原因をとりのぞくため活動する国際支援団体オックスファムは、今年の異常気象による犠牲者はすでに2万1千人で、昨年の2倍以上に達していると報告。COP16に対し対応を求めています。

温暖化との関連は不明ですが、今年はハリケーンの規模も発生数も最も活発だった年の一つでした。
被害がなかったのはたまたまアメリカ沿岸に接近・上陸しなかっただけ。一方でメキシコには甚大な被害を与えました。

2020年までに温室効果ガス排出量を最大約40%削減の目標を持つブラジルは、アマゾン熱帯雨林の今年7月までの年間伐採面積が昨年7月までの1年に比べ14%減少したと発表。
ブラジルは森林保護で目標の大半を実現しようと考えています。

日本政府の言動に批判が集まるのは根拠のないことではありません。COP15では最終盤にインドや中国などが削減目標を提示しました。これは国際合意をつくるためになんとか交渉を前進させようという姿勢の現れだったのだと思います。EU諸国などが、目標を示すとともに実際の行動で排出削減を進めてきたからこそではないでしょうか。

日本政府の姿勢を変えられるのは日本に暮らす私たちだけ。世界の流れを変える行動に参加するチャンス!明日、渋谷センター街で11時からのグローバルアクションにぜひ参加を!

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