2010年12月10日金曜日

日本政府の発言聞いてきたお

ただいまメキシコ時間12でございます。現在会議場で各国首脳のスピーチをやっており日本を代表して松本環境大臣が発言しましたので、報告いたします。ちなみに日本語発言でした。

29日に経産省の有馬さんが発言して大非難を浴びて化石賞を受賞したのは記憶に新しいと思いますが、今日の環境大臣の話も中身はまったく変わらないひどいものでした。「すべての主要国が加わった実効性のある枠組みをつくる必要がある」「その枠組みを前提として日本の25%削減目標は実行される」と削減に積極的でない発言。「京都議定書では世界のCO2排出規制は27%しかカバーしきれない。だから京都議定書第2約束機関には賛成できない」と会議の日程はあと2日にも関わらず「全世界の参加する枠組み以外は認めない」という態度に固執し、交渉を遅らせる発言。
さらに「京都議定書はカンクン以降でも議論される」とカンクンで合意をつくろうとする各国の取り組みに逆行する立場をとり続けています。各国政府が温暖化政策についての決意を語り、会議終盤でなんとか合意を勝ち取ろうとしている流れの中での日本の発言はまさに異常としか言いようが無く、世界中から非難を浴びることは間違いありません(すでにアイルランド代表の発言の中で批判されていました)。

いったいどうしてこうなったのか。 その背景に政府が財界言いなりで温暖化政策を進めているということが決定的な理由になっています。先日の経団連イベントで経済界が温暖化政策にきわめて後ろ向きであることを感じました。財界言いなり菅政権がいかに世界の中異常な状態になっているのか感じた発言でした。

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