2010年12月1日水曜日

日本、COP15に続きまたも化石賞1位受賞!

気候変動枠組み条約締約国会議に参加する国際NGO CAN が、国際交渉に水をさすような言動をした国々に贈る「今日の化石賞」。会議で途上国側が京都議定書の延長をもとめたことに対し、日本が「議定書の延長にはいかなる条件でも受け入れられない」「延長が決まっても、13年以降の削減目標を示さない」と発言したのが受賞理由のようです。30日の受賞国は日本のみ!2位、3位がなかったということは、他の追随を許さないほどひどいということだったのかもしれません。「京都議定書を殺そうとしている」と書かれています。
なお、初日29日にはカナダが1~3位を独占。この1年間の動向に対してでした。

URLはたぶんPC専用。
http://www.climatenetwork.org/fossil-of-the-day
こちらは授賞式の動画。

「京都議定書の生まれ故郷なのに!」と批判されていますが、当然です。

京都議定書は先進国だけに削減義務を課しています。日本が反対する理由は「一部の国だけが義務を追う体制を固定化する」「全ての国が取り組む体制が作られないと意味がない」などですが、途上国には「大量の温室効果ガスを出してきたのは先進国なのに」という思いがあるのは当然のこと。まず先進国が削減を実現する態度を示してこそ、途上国も納得するのではないでしょうか。そうした道を探求せず、頭から「延長は反対」というのは交渉を妨害する態度に他なりません。
日本政府に市民の意見を示しましょう!12月4日のグローバルアクションにはぜひ参加を。

次回以降のニュースでは、日本で実際に削減ができるのか?などについても、改めてお知らせしたいと思います。
温暖化問題がよくわかる書籍の紹介などもできれば…!

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